本記事はScratchの拡張機能、ペンを使ってお絵描きアプリを作る方法を紹介していきます。
本記事では拡張機能の「ペン」を使用して、スクラッチで線を引くプログラムをたくさん紹介していきます。この機能を使用していろいろな作品を作ってみてください。
小学校では2020年度よりプログラミング教育が始まりますが、算数の授業の中で図形を描くプログラムを作る事になります。本記事でも授業内容について解説を行っていきます。
拡張機能『ペン』を追加しよう
拡張機能を選ぶの中から『ペン』を選択してください。
使うブロック
拡張機能『ペン』には下記のブロックが用意されています。
描写されているペン、スタンプを削除します | |
スプライトをそのまま描写します | |
線が書ける状態にします | |
線を書けない状態にします | |
ペンの色を指定した色に変更します | |
ペンの色設定を指定した数値ずつ変更させます | |
ペンの色設定を指定した数値に変更します | |
ペンの太さを指定した数値ずつ変更します | |
ペンの太さを指定した数値に変更します |
表の中でも特に使用するものにアンダーラインしておきます。
それではプログラミングの例を見ていきましょう。
共通するポイントを紹介しておきます。
実際に描写したいポイントでペンを下し、移動させることで線を書くことができるようになります。
そして、描写が終わったらペンを上げるという処理の流れが必要です。
一本線を引くプログラム
一本線の場合は複雑はプログラムは必要ないため、前述した『ペンを下ろす』→『移動』→『ペンを上げる』だけでOKです。※ペンを上げる処理はなくても問題ありません。
図形を描くプログラム
ペンの機能を使用して図形を描いていきましょう。これは小学校の算数の授業で出てくる内容です。
それぞれの図形を描くプログラムを紹介していきたいと思います。
三角形を描く
四角形を描く
五角形を描く
六角形を描く
お絵描きアプリのプログラム
鉛筆の機能
まずは鉛筆の機能を作っていきます。
※『作る』モードだとうまくいっていないように見えますが、プロジェクトページでみるとうまくいっていると思うので、試してみてください。
消しゴム機能
ボタンを用意して、「全部消す」のブロックを実行できるようにしてください。
パラメーター機能を付ける
色と太さの変化
「色」の値を持つ変数を用意して以下のようにプログラムしてください。
「太さ」の値を持つ変数を用意して以下のようにプログラムしてください。
プログラムからは変数の値を変更する処理は加えていません。
変数を表示した状態で、「スライダー」に変更しプレイ中に変数をプレイヤーが変更できるようにしておいてください。
以上で完成です。
さいごに
スクラッチは、“ プログラミング”と聞いて「難しそう……」と躊躇してしまっていた方にこそ、体験してほしいプログラミング言語です。
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