本記事では初心者向けにTomcatのインストール方法を解説していきます。画像を用いて説明しているので当記事通りに手順を進めていただければ全くの初心者でもインストールが可能です。
インストールする際は、Tomcatのバージョンとその他使用するソフトウェアのバージョン対応がなされているかは注意しましょう。
Tomcatとは?
TomcatはWebアプリケーションを動かすために必要なWebコンテナです。
無料で利用できるため、世界中で利用されています。
TomcatはAPサーバですが、webサーバーの役割も担うことができるので超優秀です。WEB学習をする方にはダウンロードは必須になります。TomcatさえインストールすればWebサーバーとして有名なApacheのインストールは不要です。※今回の場合
3層構造にする目的は負荷分散ですが、個人作成するシステム程度ならそれほど多くの負荷はかからないので問題ありません。
前提条件
今回Tomcatをインストールするにあたっての前提条件は以下のようになります。
- OS:windows10
- Tomcatバージョン:9
- JDKインストール済み
JDKをインストールしていない方は、 JDKのインストール方法を解説!【初心者向け】windows編 を参考にしてください。
Tomcatのダウンロード
それではさっそくダウンロードを行っていきましょう。
ダウンロードは以下の公式サイトから行ってください。
自分の環境に合わせてダウンロードするバージョンを選びましょう。以下の対応表を参考にしてください。
今回はTomcat9をダウンロードしていきます。
ダウンロード画面の赤枠の「64-bit windows zip」をダブルクリックしてください。※32bitのPCをお使いの方は32-bit windows zipをダウンロードしてください。
Tomcatのインストール
ダウンロードしたzipファイルは任意のパスに解凍してください。今回はC直下に解凍しています。
ファイル展開が完了したら、今度は環境変数の設定を行っていきます。「環境変数」をクリックしてください。
ユーザー環境変数「CATALINA_HOME」を作します。「新規」ボタンをクリックし、変数値にはTomcatフォルダを置いた場所を指定します。
今回は以下のようになります。
追加されたことが確認できます。
次にPathの設定になります。「編集」ボタンをクリックし、末尾に「;%CATALINA_HOME%\bin;」という文字列を追記してきます。
以上で設定は完了です。
動作確認
bin直下の「startup.bat」をダブルクリックします。
コマンドプロンプトが立ち上がり、最後に[Server startup in ○○ms]と表示されればOKです。
次にWebブラウザを立ち上げて「http://localhost:8080/」へアクセスします。次の画面が表示されればOKです。
正常に動作することが確認できたのでbin直下の「shotdown.bat」をダブルクリックします。
お疲れ様でした。以上でTomcatのインストールは完了です。
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