本記事ではscratch(スクラッチ)で乱数を使用する方法を紹介します。
乱数を使うことによって、毎回違う結果が得られるためゲーム性を向上させることができます。ぜひ使ってみてください。
スクラッチの乱数とは?
「乱数」とはランダムと同じです。
プログラムを実行するたびに結果が変わる値のことです。
ランダムとは規則性がなく予測が不可能な状態のことです。
サイコロのように次に何が出るか分からない状態を指します。
乱数を使用しない場合、プログラムでは得られる結果は予測できます。ゲームだと予測できてしまうとつまらないため乱数を使用することがあります。
乱数の使い方
スクラッチの乱数は、演算ブロックの中にある下図のブロックです。
結果として得られる範囲を指定することができます。
上記の場合だと、1~10の値がランダムに得られます。
乱数で確率を設定する方法
最近のゲームでは『ガチャ』があるゲームが多いです。
ガチャでは、レアアイテムの出る確率が低く設定されています。そのような確率は乱数で実現することができます。
例えば以下のように各アイテムの確率を設定したいとします。
- 普通の剣:60%
- 勇者の剣:30%
- 伝説の剣:10%
これを乱数と使って設定する場合、以下のようなプログラムで実現できます。
乱数の使用例:サイコロ
サイコロは以下のようなプログラムで実現できます。
コスチュームの指定はコスチューム名でも、何番目のコスチュームか番号での指定もできるので上記でOKです。
ただこれだけだとゲームには使用しづらいと思います。
なので以下のように修正して、ランダムで出た値は変数として使ってください。
乱数の使用例:じゃんけん
じゃんけんで乱数を使用するのは相手の手になります。
プログラムはサイコロと考え方は同じです。
全体のプログラムについてはこちらを確認してください。
乱数の使用例:おみくじ
今回は、緑フラッグをクリックしたら猫がおみくじの結果を言ってくれるようなプログラムを作りたいと思います。
出る運勢は「大吉」「吉」「中吉」「小吉」「凶」「大凶」の6種類を用意します。
プログラムは以下の通り。
さいごに
スクラッチは、“ プログラミング”と聞いて「難しそう……」と躊躇してしまっていた方にこそ、体験してほしいプログラミング言語です。
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